ユージーン・オニールについて

20世紀初頭のアメリカ演劇は、ブロードウェイを中心とする商業主義・娯楽主義に甘んじており、世界的に注目されるような卓越した作品はほとんど生まれていませんでした。そうした、ユージーンオニールは、『カーディフさして東へ』でデビューを果たし、当時最先端だったリアリズム的な劇作法で世界を席巻していきます。そして、アメリカで最も権威のあるピュリッツァー賞を4度受賞し(『地平線の彼方』『アンナ・クリスティ』『奇妙な幕間狂言』『夜への長い旅路』)、1936年にはノーベル文学賞を受賞、世界にその名を轟かせました。